着なくなった羽織と名古屋帯から新しい帯をリメイクすることにしました。
というのも、この羽織の模様が大好きなので。
扇が可愛らしいし、紺色の帯がなかなか無いですし。
羽織ほどき
まずは羽織を解きます。これはリッパーを使って、生地を傷めないように丁寧に。
丈の短いものだったのですが、それでもこんなにたくさんの生地が取れます。
リメイクの方法は簡単で、使わない名古屋帯に、お気に入りの生地を被せて
縫いつけてしまうというものです。
アイロンと接着芯を使うとかなり手軽に作れます。
今回は、接着芯の在庫がなかったこともあり、しっかり手縫いすることにしました。
(1)の部分の縫いつけ
輪に綴じられている部分には、布を上からのせる形で被せて、同じく輪の所でクケ縫いにします。
糸が外から見えないように、ちくちくと、頑張ってみます。
(2)(3)の部分の縫いつけ
お太鼓になる部分も同じように布を被せて、両脇でかがります。
面倒なので、裏側で直線縫いにしても大丈夫。しっかりと縫いつけます。
縫い終わったら、垂れの角をきちんと合わせて、ここはしっかりと縫いつけます。
垂れの部分まで縫い終わったら、残りを裏に折り返して、かがってしまいます。
出来上がりです。
手縫いでだいたい3時間で出来上がります。